シックハウス症候群(シックビルディング症候群)
ある日。 目が赤く、頭痛がしました。始めは体調が悪いだけと思っていました。
雨の日は、更に症状が重い。
病院にいっても別段の結果。
しかし、原因だと思われる事が工事現場で起きました。
店舗のリニューアル中。塗装用のシンナー(有機溶剤)の匂いで、あの症状が…・・
それから、事務所内の調査。クロス(壁紙)・芳香剤・ポリバケツ・ゴム長靴・整髪料
を取り除いたら 症状が改善されました。
調べた結果。シックハウス症候群・化学物質化過敏症と分かりました。
有機溶剤・環境ホルモン・ホルムアルデヒト・ダニ・ほこりなど複雑に絡み合い
シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーの区別はし難いものがあります。
また 最近の高気密・高断熱・リアル木目調新建材による何かが影響していると思えます。
症状としては、倦怠感・頭痛・のどの痛みめまい・湿疹などの症状がでるらしい。
以来。人の体に優しい住まいづくり。建築素材・環境にこだわり設計をしています。
症状を持つ者のみが、感じる体感からくる仕様は説得力があります。
珪藻土は良いとしても、練りつけるボンドがダメ!
自然塗料と聞いているが、有機溶剤の匂いを感じる……ひどいと咳きがでます。
家具の近くにいると 目がゴロゴロ、腫れる。
新車に乗ると 目がゴロゴロして、目が腫れてきます。
某有名ショールームに行くと頭痛がし、皮膚が赤くほてります。更にそこのトイレにはいると症状はひどくなる。笑顔で商品を選んでいらっしゃる姿が霞んで、気が遠くなります。
4スター商品(対策商品)ですと言われても、一軒の家になり、起因する材料が多量に
なれば、やはり感じます。
その対策として法規で、24時間連動の換気扇・給気口の設置が
務化。 これは、対策をしただけで、解消にはなっていません。
解消するには 根本から症状の原因になる物を使用しなければ良いとゆう単純な事です。
しかし、単純ですが、じっくりと材料を検証し、ノウハウの蓄積がなければ、
良く語られる “自然素材の家” は出来ないと思います。
(概略説明の為、専門用語・複雑な説明は割愛しています)
最近の木造住宅は金物で固定しすぎる!?
金物を沢山使いガンガンに固めてしまうことが、木造住宅によいのでしょうか?
ガンガンに固めてしまうなら 木造でなくても 鉄骨・RC(鉄筋コンクリート)造の構造でよいのでは……
固めれば力エネルギーは完全に伝達されます。
屋根を固めれば、その下の階の柱に屋根の重さの力エネルギーは伝達されます。
2階建てで、2階もガンガンに固めれば 1階に 屋根+2階の力エネルギーが伝達。
1階もガンガンに固定したら 屋根+2階+1階の力エネルギーが基礎へ
リホームで良く聞く話で、「屋根裏補強をしてもらいました」 エッ!屋根裏だけ!?
想像してください 長い棒の頂点に重り付けた状態です
頭が重いおもりほど、良く揺れる
むやみやたらに 基礎のみ補強した。2階の柱だの金物を補強した。2階床を合板で固め フロアー合板を貼った。部屋を広くするため柱を抜いた。は危険ではと思います。
耐震を考えたリホームの場合。 現在の建物。基礎を含めて調査をし、その結果からくる 補強計画を立案することが大切と思います。
You Tube の画像をご覧下さい
http://www.youtube.com/watch?v=tWSUwPCqZFI&feature=related
(概略説明の為、専門用語・複雑な説明は割愛しています)
最近 軒が浅い・無い 庇が浅い 無い
複雑で入り組んだ屋根
屋根が見えないフラットな屋根 は大丈夫?
家の解体現場は非常に勉強になります。 サッシを外した下端の台(木材)が腐っていることがあります。サッシの接続部分の多くはゴムパッキンで出来ています。このパッキンの老朽化で雨が漏っているからです。
又 サイディングのジョイント部分は、雨の入りにくい形状・素材で出来てはいますが、何時かは老朽化してきます。
現在。老朽化・経年劣化がしない材料は無いと思います。
昔 日本の家屋でシリコン・ゴムパッキンは使用されていません。ましてや 外部部分の
柱・土台は むき出し。(乾くため)
それを守る為に 深い軒・庇があり 壁・窓が濡れないようにしていました。
さらに 夏の強い日差しからも守っていました。
軒・庇を深く考えない事は 最新建材に頼り過ぎているからと思います。
多くの設計者は「かっこ悪いから」 あまりにも単純な理由過ぎるのでは…
複雑な屋根も危険が一杯で、雨漏りの原因。
どんな耐震住宅も 雨漏りで腐さる サビる では有効に働かないのでは
常に雨が漏れ、乾かずジメジメしている事は構造にとっても危険な事と思います。
(概略説明の為、専門用語・複雑な説明は割愛しています)